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ハクビシンを捕まえてしまった時の対処法!市役所や法律の裏側を公開

ハクビシン 害虫・害獣対策
箱罠に捕まったハクビシン
【安全管理】狩猟免許保持者の監修に基づき法令遵守を前提とした情報を配信中

ハクビシンを自宅の庭先や屋根裏などでうっかり捕まえてしまったとき、一体全体どうしますか。

見事に捕獲成功だと手放しで喜ぶのも束の間、実はそこからが注意しないと社会的な罰則を受ける可能性もあります。

ハクビシンは鳥獣保護管理法で厳重に守られた保護動物であり、実は勝手に殺してはいけないルールなのです。

ネット上では怪我してるなら保護団体に相談すべきという言葉も見かけますが、現実は決して甘くないのです。

もし罠にかかった個体を見つけたら、市役所へ相談すべきですが、捕獲許可がないと法律違反の恐れがある。

犬が襲われたり餌を食べる被害などに直面し、感情的に駆除したいという気持ちはプロとして分かります。

しかし補助金の有無や適切な処理方法を知らずに動くと、多額の罰金という最悪の結末を招きかねない。

行政が教える建前の回答と、現場のプロが知るハクビシン駆除の裏側の真実には大きな乖離があるのです。

捕まえてしまった後の正しいフローから、一般には語られない処理方法の真実までを徹底解説します。

保護動物だからと諦める前に、賢く法律の隙間を縫って対策する知恵を身につけてみませんか。

記事の要約とポイント

  • ハクビシンを捕まえてしまったら即市役所へ!無許可捕獲は法律違反になる恐ろしいリスクと捕獲許可の重要性。
  • 犬の餌を勝手に食べる被害は深刻。だが保護動物のため勝手に殺してはいけない!行政から補助金が出る条件とは?
  • 怪我してる個体を見つけたら保護団体に連絡?素人が手を出す前に知るべき、野生動物保護のシビアな現実。
  • 闇に葬られる具体的な処理方法の真実と、再発を完全に防ぐためのプロによるハクビシン駆除の最終手段。
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まず、ハクビシンを捕獲する時の大前提として覚えておいてほしいのは、プロでも業者でも基本的には狩猟免許が必要です。

そして、狩猟免許を取得した上で、更に法律に従った罠と以下のタグを用意設置し、初めてハクビシンを捕獲する事が出来るのです。

どのような免許が必要か?免許を取得した後にもらえる制服などについては、私のプロフィールでも画像付きで解説していますので、参考にしてください。

捕獲許可用のタグ
捕獲時にはこのようなタグの設置が義務付けられています

ハクビシンは、基本的には箱罠で捕獲します。

くくり罠にかかる事もあるようですが、めったにありません!それは、鹿などで使用する通常のくくり罠では、作動するとの重さが違い過ぎて罠が作動しない事が殆どだからです。

以下はムシゼロJPで独自に制作したたった300円で出来る驚異のくくり罠です!くくり罠の原理に興味がある方は、当サイトの以下のyoutubeチャンネルもごらんください。

参考までに、私【正確には仲間の猟師の物ですが】が普段から使用している箱罠をお見せします。

画像では少しわかりにくいですが、箱の上に細長い紙のようなものが置いてありますが、これが上記画像で解説したタグです。

これが無いと、免許を取得しても法律上罠を設置する事はできません。

この罠は妙にひしゃげていますが、ハクビシンを捕獲した後におそらく猿がかかり、内側から大きく曲げられて逃げられてしまっています!!

スタンダードな箱罠
箱罠の種類にも色々あります

ハクビシンはもともと天然記念物に指定されていた時期もありましたが、年々個体数が増え続け、ついには害獣としての扱いを受けるようになり、捕獲対象となりました。

ハクビシンを捕まえた時の様子もインスタでしょうかいしているので、是非みてね~。

市役所

捕獲許可

ハクビシン駆除

補助金

保護動物

  • 許可なしは1年以下の懲役?市役所での捕獲許可申請と補助金制度の罠
  • 庭で見つけたら要注意!保護動物ゆえに勝手に殺してはいけない法的根拠
  • 犬の餌を食べる被害が多発!駆除を急ぐ前に知るべき再発防止の鉄則

許可なしは1年以下の懲役?市役所での捕獲許可申請と補助金制度の罠

以下のサイトが参考になりますが、鳥獣保護法で保護されており、記事内でも記載がある通り、基本的にハクビシンの捕獲は狩猟免許が必要です。

ハクビシンの捕獲申請についてですが、結論から申し上げますと、一般の方でも市役所(自治体)で申請を行うことは可能です。

ただし、ハクビシンは「鳥獣保護管理法」という法律で守られているため、申請さえすれば誰でも簡単に捕まえらえるというわけではなく、いくつか重要なルールや条件があります。

基本的には「実害が出ていること」が前提となります。

  • 被害がある場合: 自宅の屋根裏に住み着いて糞尿被害がある、庭の農作物が食べられたなどの被害がある場合に申請できます。
  • 場所の制限: 原則として、自分の敷地内(自宅や所有する農地など)に限られます。

庭で見つけたら要注意!保護動物ゆえに勝手に殺してはいけない法的根拠

上記でも解説した通り、ハクビシンは基本的に鳥獣保護法の管理下にあり、勝手に捕獲したりましてや捕まえて殺処分する事は出来ません。

しかし、狩猟免許を持った猟師であれば話は別です。

以下をご覧ください。

捕獲されたばかりのメスのハクビシンの様子です!体格は猫そっくりでしっぽが長いです!ハクビシンはジャコウネコ科の動物ですが、猫とは全く別の生き物です。

猫は肉食ですが、ハクビシンは雑食性でなんでも食べますが、一番の大好物はフルーツです!なので、罠の中にフルーツを入れておくと冬はハクビシンが捕獲できる確率が高まります。

すこし見づらいですが、右下にオレンジをかじった跡がみて取れますね!

罠にも様々な種類がありますが、この罠は踏板式という罠で、下に設置してある踏板を踏むとシャッターが下りる仕組みです。

このハクビシンはミカン食べたさに捕獲されてしまったというわけです。

メスのハクビシン
檻のなかで縮こまっています
エサとハクビシン
ハクビシンはフルーツが大好きです

犬の餌を食べる被害が多発!駆除を急ぐ前に知るべき再発防止の鉄則

ハクビシンはフルーツが大好物と書きましたが、緊急時には昆虫を食べる事もありますし、勿論犬の餌などを食べる事もあります。

犬と小屋の間隔が遠かったり、置き餌をしているとハクビシンが鳴れて勝手に餌を食べてしまうというケースもあるようです。

悪いことに、犬の餌を食べるハクビシンは居住空間まで近隣に構える事が多いです。

ハクビシンは穴を掘って生活している事もありますが、断熱材が敷かれた屋根裏も大好きです!

木登りが得意なハクビシンは住宅の壁など物ともしません!巣をつくられたが最後…屋根裏は騒音と糞尿被害で汚染される事になるので、注意が必要です。

害獣駆除をやっていないとわからないとおもいますが、ハクビシンも人間同様食べるものによって排せつ物の臭いが変わります。

ドックフードを食べているようなハクビシンは例外なく臭いです!強烈な臭いで直ぐに分かります。

しかし、フルーツを食べているハクビシンの排せつ物はそこまで臭くない事が多いです。

捕まえてしまったハクビシンの処理方法と怪我してる場合の相談先

まず非常に重要な点として、ハクビシンは「鳥獣保護管理法」という法律で守られており、たとえ捕獲した後であっても、一般の方が自分の判断で殺処分を行うことは法律で禁止されています。

なので、お住まいの市区町村の「環境課」や「農林課」などで相談すると、そういった課の方が狩猟免許を持った猟師に繋いでくれ、私たちのような猟師がハクビシンの駆除を行うというわけです。

因みに、私の住んでいる田舎では、市役所内でも狩猟免許を持っている方が多く、一般の方から役場に通報が入ると、役場内の職員に連絡がいくことが殆どです。

そして、それでも仕事などで忙しい場合は、更に私たちのような知り合いの猟師に繋ぐ…といった方法で、ハクビシンの駆除の連携をおこなっているのが田舎の害獣駆除の現状です。

では、捕獲された後のハクビシンはどうなるかというと、基本的にはこうなります。

ハクビシンは正直言ってガチでうまいです!これは食べた人にしかわかりませんが、恐らくジビエの常識が覆る程だと思います。

乾燥熟成ハクビシン
捕獲したハクビシンは捌いて一日熟成させます
精肉されたハクビシン
内蔵をとってお肉になりました

最近はジビエ料理が人気なので、鹿やイノシシを食べた人は多いと思いますが、ハクビシンを食べたことのある人はなかなかいないと思います。

まず、ハクビシンは意外にも警戒心が強く中々捕まらない事と、なかなか捕まらないし、アナグマと並んで美味しいので、ハクビシンを食べたい!という猟師はかなり多いです。

ぶっちゃけ残渣として処分するなんてもったいないのでよくBBQにしていただきます。

細切れにされたハクビシン
試食用で塩と胡椒でいただきます

この新鮮なトロトロの肉を見てください!油もギッシリ詰まってます。

イノシシやシカは獣臭さがある場合がありますが、ハクビシンはフルーツばかり食べているので、本当に臭いがありません。

私の知り合いの猟師は銀座の高級料理店に卸している程です!銀座の料亭ですよ?

ハクビシンBBQ
ハクビシンを炉端焼きで食べる

捌いた肉は、血抜きをするとともに画像のようなネットで吊るして一晩熟成させて水を落としてから食べます。

画像は、炉端焼き器でハクビシンの塩と胡椒焼きです!!シンプルですが本当においしい。

とにかく脂がとろける!そして、ジューシーなのは勿論、癖が全くない。

黒部和牛や豚肉を食べて脂がおいしいと感じる事はあまりありませんが、ハクビシンの脂身は甘いんですよ。

このさらっとした癖のない甘みのある油も高級料理店に卸される理由の一つでしょう。

捕まえてしまった

怪我してる

保護団体

処理方法

  • 保護団体は受入拒絶?怪我してる野生動物を保護できないリアルな事情
  • 誰がトドメを刺す?行政も語らない方法とプロのハクビシン駆除
  • 捕獲後に後悔しないために!ハクビシンを捕まえてしまった後の対応総括

保護団体は受入拒絶?怪我してる野生動物を保護できないリアルな事情

なぜ怪我をしたハクビシンが、犬や猫のように「保護」の対象にならないのか。そこには法制度、生態系、そして行政の役割という、非常にシビアで残酷な「リアルな事情」があります。

1. 「鳥獣」と「愛護動物」の明確な区別

日本の法律では、ハクビシンは「野生鳥獣」であり、犬や猫などの「愛護動物」とは全く異なるカテゴリーに属します。

  • 犬や猫: 捨てられたり怪我をしたりしていれば、自治体(保健所等)や愛護団体が救護・譲渡に動くのが一般的です。
  • ハクビシン: 「自然の営みの一部」とみなされます。野生動物が怪我をして死ぬことも含めて自然のサイクルと考えられており、「人間が手を出さないこと」が原則とされています。

2. 「有害鳥獣」というレッテル

ハクビシンは、農作物を荒らしたり、屋根裏に住み着いて家を傷めたりする「有害鳥獣」に指定されています。

  • 多くの自治体の救護制度では、「農林水産業や生活環境に被害を及ぼす動物」は救護の対象外と明記されています。
  • 保護団体としても、農家や住民から「駆除してほしい」と言われている動物を保護して回復させ、再び野に放つことは、地域住民とのトラブルに繋がるため非常に難しいのが実情です。

3. 感染症と安全のリスク

ハクビシンは、以下のようなリスクを抱えています。

  • 人獣共通感染症: 重篤な皮膚病(疥癬)や、回虫、その他のウイルスを媒介する可能性があります。
  • 攻撃性: 弱っていても野生動物です。治療のために触れようとすれば激しく抵抗し、大怪我をさせられるリスクがあります。保護団体もスタッフの安全を守るため、リスクの高い野生動物の受け入れには慎重(あるいは拒絶)にならざるを得ません。

4. 「野生復帰」の難しさとコスト

野生動物の保護のゴールは「野生に戻すこと」です。

  • しかし、一度人間に保護され、治療を受けたハクビシンが野生で生き残る能力を保つのは極めて困難です。
  • 野生に戻せない場合、そのハクビシンを一生世話し続けなければなりませんが、そのための予算や場所を確保できる団体や自治体は、日本にはほとんど存在しません。

5. 行政のスタンス:自業自得(人為的)か自然か

多くの自治体では、「交通事故など、人間の活動が原因で怪我をした場合」のみ例外的に救護ドクターを紹介することがありますが、ハクビシンに関しては「有害鳥獣」であるため、その例外すら適用されないケースが大半です。

因みにハクビシンを個人でペットとする事が出来るのか?という疑問を持ったことがある方も多いと思います。

かわいいですし、ペットにしたくなる気持ちも分かります!

結論から言うと、ペットにすることは可能ですが、許可が必要ですし基本的になつかないです。

ペットショップにハクビシンの流通もありませんし、もし飼いたい!となっても、地元漁師に相談する事から始めなくてはいけないでしょうね。

誰がトドメを刺す?行政も語らない方法とプロのハクビシン駆除

行政や役場は捕獲を行う事が出来ない(役場の人で狩猟免許を持っている人がいれば別)ので、基本的に私たちのような個人的ハンターが頼りです。

可哀相ですが、ここでは少しハクビシンの現場リアルについてお話します。

まず私たちハンターが最もよくするトメ刺しの方法が、電気槍です。

これは、車載用のインバーターのコンセントをちょんぎって、その先に針を付けた単純なものです。

しかし、効果は絶大で、電気ショックを受けたハクビシンは勿論、鹿でさえも動けなくなります。

ワット数の高いインバーターをつなぐと、動物の種類によっては故障する事もあります。

他にも水を使って止め刺しするという方法があります。

私たちの目的は動物に苦痛を与える事ではないので、なるべく一瞬のうちに絶命できる電気ショックが一番の方法と考えています。

ナイフも電気が無い時は仕方ありませんが、変な場所をさしてしまうと、動物が痛がる可能性があるので、テクニックが必要な上級者向けです。

方法概要・仕組みメリットデメリット・リスク
電気槍車載インバーター等を利用し、先端の針から高電圧を流す。効果が高く、動物の苦痛が最小限。 安全な距離を保てる。自作の手間がある。高出力だと個体から煙が出る等の生々しい反応がある。
刃物(槍状)棒の先にナイフを固定し、心臓などの急所を狙う電気が使えない環境でも実施可能。高度な技術が必要。 急所を外すと動物に多大な苦痛を与え、暴れるため危険。
水没捕獲籠(箱わな)ごと水に沈める特別な道具が不要で、誰でも確実に遂行できる。 精神的な負担が大きい。

捕獲後に後悔しないために!ハクビシンを捕まえてしまった後の対応総括

最後にQAを用いてハクビシンに関するこれまでの総括で締めくくります。

何度も解説していますが、ハクビシンを捕獲駆除するには基本的には狩猟免許!そうでなければまず行政に相談!勝手にやらない!という事を覚えておいてください。

ハクビシンを捕獲できるのはどんな人?

免許がない場合は行政に捕獲許可を得た人だけです!しかも、自宅敷地内のみで可能です。止め刺しは危険なので、自分でやらずにハンターに相談する事をおすすめします。

ハクビシンの肉は美味しいですか?

シカ・イノシシ・ハクビシンのどれかを好きなだけ食べていいと言われたら、私は迷わずハクビシンを選びます。それくらい癖が無くておいしいです。
しかも確かにおいしいですが、血抜きに失敗すると生臭く鉄臭さが残る場合があります。

ハクビシンの活用方法は?

上記でも解説した通り、私の知り合いのハンターは銀座の高級料理店に卸していますし、毛皮も質が良いのでなめして様々な事に使用されています。

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